続・頂のリヴィーツァの衣装デザインを担当したお話
2024年7月10日、人生でまた特別な日が増えました。
この度、山座一心先生の著作「頂のリヴィーツァ」の第2巻の表紙で、シャルロータさんが着用しているお洋服のデザインを担当させていただきました。
今回はそんな喜びを胸に、今回はデザインのこだわりとか、自分が常に考えていることをお話ししたいと思います。
2巻の表紙になっているお洋服は、シャツワンピースです。お洋服をリースする(衣装として、イベントやショー、撮影のために貸し出すこと)のと同じように、コーディネートでご提案させていただいたものを山座先生が採用してくださったので、裏表紙ではケープをお召しになっています。
そうそう、これらの服に使われている和柄は、モリグチカというブランドのテキスタイルの世界観を、リヴィーツァのためにデザインし直したものになっています。
二巻の柄にはお魚が描かれています。
前回の記事にも記しましたが、こういった象徴的なモチーフの選出や、どんな服を着るのか?といった、いわゆる「解釈」というものに、原作者以外の他人の手が加わることが非常に嫌いです。
なので、先生からしたらめんどうせえだろうな〜〜〜〜という量の質問を送ってしまい、毎回反省しています。
そして自分は「お洋服をオーダーしに来たお客様」と「服屋さん」としてこの作品に関わることに決めました。それによって、「お洋服は誰かが着た時に初めて完成する」という信念が貫かれ、先生が描いた絵こそが全ての答えというところに至ることができたのです。
こじらせてしまうとこのような弊害が生まれますが、この作品に関わるものを絶対に良くしよう、という気概は本物です。
どうかこれからもシャルたちの人生が、様々な人たちに見守られますように。